団体訪問報告レポート SHARE

スライド1

SHAREは、乳がん・子宮がんの患者と患者の家族への情報、サポート、ネットワークを提供することを目的に活動している非営利団体です。今回はSHAREのスタッフで、日本人を対象としたサポートグループを運営されているブロディ愛子さんが対応して下さいました。訪問当日は、サポートグループの活動日でしたので、サポートグループに参加させて頂き、グループ参加者の方にもお話を伺いました。

女性3

日本語サポートグループ発足のきっかけを教えて下さい。

女性2(ブロディさん)SHAREでは、英語・スペイン語の患者・家族のサポートグループが開かれています。私は、サバイバーとしてがん患者さんと接してきました。患者さんとの関わりの中で、アメリカで乳ガンや子宮がんと闘う日本人の特徴として、がんについて悩んでいても周りに打ち明けることや助けを求めることに抵抗を持つ人が多く、一人で抱え込んでしまう人が多いことに気が付きました。この問題意識をきっかけに、日本語サポートグループが発足されました。

女性3日本語サポートグループの内容について教えて下さい。

女性2(ブロディさん)日本語サポートグループの中でも、多くの日本人の患者さんは、がんの悩みを他人に打ち明けることに抵抗を持っていることが多いです。例えば、ある日本人の患者さんは、子どもや夫のことを思って、自分ががんだと打ち明けなかったそうです。特に、夫の会社に知れてしまうと、夫の出世に悪影響が出るかもしれないと心配して打ち明けない人もいました。

しかし、日本語サポートグループは、話したければ話し、ただ座って人の話を聞いているだけでも良い場であり、日本人の患者さんにはもっと気軽に参加してきてほしいと思っています。この日本語サポートグループでは、「グループで話す内容を決して外で公言しないこと」、「このグループで知り合った人同士が外で偶然会うことがあっても、会釈程度のコミュニケーションで済ますこと」がルールとして決められていて、安心してグループに参加できる環境作りをしています。また、SHAREの団体としての特色として、スタッフは、がんのサバイバーであるということがあります。病院にもサポートグループは存在していますが、経験者同士だから話せることや理解し合えることも多いのです。

がんを告知された方は、まずインターネット上のブログなどで情報収集することが多いですが、インターネット情報が正確であるとは限りません。日本語サポートグループを通して、他の乳がん患者さんや、SHAREのサバイバーの方々と気軽に話すことで、インターネット情報以上に正確で有益な情報交換が出来るだけでなく、参加者同士が経験を共有することで「きっと大丈夫」とで前向きに進んでいくことができる、とグループに参加されていたサバイバーの方もおっしゃっています。

女性3心に残っているエピソードはありますか?

女性2(ブロディさん)乳がんを告知されてから手術までの期間は、自分ががんである事実と否応なく向き合い、自分の命について考える時期です。病気や治療への不安で、精神的にも身体的にも疲れきってしまう時期だといいます。また、病院や治療法の選択など、数多くの決断を迫られる時期でもあります。

今まで、そのような辛い苦しい時期を過ごす患者さんを何人もサポートしてきました。ある時、患者さんから「あなたに救われた」と言われたことがあります。辛い時期の渦中にいるもかかわらず、自分のサポートに感謝してくれる患者さんのことを、今でも覚えています。「あなたに救われた」という言葉が、私にとって活動を続ける活力になっています。

ボランティア・インターン情報

現在、SHAREの日本語のサポートグループを、より多くの日本人の患者さんに知ってもらい、発展させていきたいと考えているそうです。

抗がん剤治療の時や入院時には付き添いが必要になり、家族や知り合いに頼めない場合に、付き添いボランティアのニーズは高いそうです。そこで、日本語サポートグループをより知ってもらうためのウェブサイトの開設の手伝いや、治療時・入院時の付き添いボランティアとして関わってくれる人を募集しているそうです。ボランティア・インターンは、がん罹患経験に関わらず、活動に関心のある方であれば参加できます。

連絡先:ブロディ愛子さん(SHARE日本語部門)

HP: http://www.sharecancersupport.org/

Email: nyuuganshare@gmail.com

女性3(スジャータメンバーより)今回愛子さんと日本語サポートグループ参加者の方にお話を伺って、医療・福祉を学ぶ学生として、女性として、数多くのことを学びました。特に、乳がんや子宮がんの患者さんは、外見や夫婦関係、妊娠・出産といった女性特有の悩みを抱えることが多いと伺い、同じ女性として我が身をふりかえるきっかけにもなりました。今回の訪問で、愛子さんを筆頭に、気さくで暖かいサバイバーの方と出会える貴重な機会を頂きました。日本語のサポートグループがさらに発展するためにSujataメンバーも応援します!

This entry was posted in Visit to JAMSNET. Bookmark the permalink.

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google photo

You are commenting using your Google account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s